通級って知っていますか。

発達障害や諸々の事情で
学級での教科によって少し困難が
出てきたり、先生が発する言葉が
不安になったり・・・・・・。
学校の集団生活が何かの事情で
毎日登校できなかったりしている。
学校が苦手なある一人の子が
2年生から通えなくなった。
 何故学校が苦手なのか?
「何かあるか分からない
予定表などはわかるけど」と
先生が言っている言葉を
全部自分に言われているような
気がしてしまう子供も多い。
パニックになった時の対処法を考えれば
学校に通えるようになるのではとふと
そう考えた母親は、通級に申し込んだが、
学校からは、「希望者全員は直ぐには受けいる事が出来ない」と
返答があった。
 お友達と遊べなくなったことが
とても寂しいと語っていた一人の男子。
希望しても入れない。これは教員不足によるものが
大きい要因の一つになっている。
一人一人の特性を求められるからです。
1教員に対し2人くらいを目標としている。
 教員歴14年 4年前から通級を担当
ある都市では通級を受け持つ児童数は教員
一人に対して12人の基準を設けている。
一人一人の特性に合わせた指導が求められているからです。
今現在、関わっている医師であったり、服薬状況などを聞き取ったり
する資料作りに結構な時間を要する。
 しかし一時期予定を超える15人を受け持っていたこともあった。
当初20人ほどを見込んで2人の教員を配置したが、4月から31人に急増。
正直12人でも結構いっぱいになっていたのが現状なのにそれ以上になると
一人ひとりに対する量が滞ってしまうかなというラインになる。
結局子供の特性に合った指導に向きにくくなる。
学校は区の教育委員会に人員を配置して欲しい旨を要望してきたところ、
実際は、今の通常学級でも定数(教員数)が足りていない状況なので配置は難しい。
結局、区で探して学校で探してという現状がずっと続いてずっと2人体制できた。
学校は半年かけて元教員を探した。
元教員は、学校の現状をきいて本当に致し方ない。
先ず先生方のメンタルや体調がこれはまずいなと感じられた一人の元教員。
 現在発達障害の児童急増に教員は、追いつかない現状。
人が足りない、だから免許があればだれでもいいというわけではないのが
特別支援教室(通級)勿論充実は大事だが、そこだけにかけられるだけの
体制が教育界のなかでの人材不足という大きな課題があった。
凄く大きな足かせになっている実感があったのです。
 背景には、発達障害が10年で3倍になってきている。
今、学校教育の現場が大きな岐路に立たされているのかもしれません。
かと言って基礎知識は、決して除く事は出来ませんが、生徒一人一人が
自分を律する事は、現状無理な事だと思います。
 
 例えば登山の様に一歩一歩トライする事は、厳しさと楽しさがあっての
あの感動するような頂の風景に歓喜と成し遂げた達成感が自分の糧に
繋がるのでしょう。
好きな道ばかりの人生には、挫折という事を知らない人間をつくり上げてしまう
恐れもありますね。
少しづつ教育現場は、本気で変わろうとしています。
好きな事だけをしている子供ばかりでは、今後の教育が根底から
崩れることもあります。
 難しい学校の現場では、今の人員不足をどう変化させられるか
日々切磋琢磨している事をTVを見て改めて考えさせられました。

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